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A planetrian's memoranda. プラネタリアンとしての活動を中心に、ぽつぽつと書き留めてます。

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哲学を科学に役立てる試み (続)

遠友夜学校にて,講義をしてきました。

話をどう組み立てていくのか,少々迷いながら本番を迎えた感じでしたが・・・ どうだったかなぁ。

専門的なややこしい話を一般の方たち向けに話す,といっても,哲学の話をするときには,科学の話をするときとはまた違った戦略が必要だなぁ,ということを,準備している段階から感じていました。

講義の中でも,積み上げ方の科学と,掘り下げ方の哲学,という具合に対比をしてみました。それにも関わるところですが,哲学の話の場合,哲学者が出した結論だけを伝えても,価値はないし,きっと共感する要素が無ければ(例えば,ややこしくて分けわかんなかったら)なにも意味はない。

そんな想いにちょっとこだわって,できるだけ自分の哲学に対するフィーリング,モチベーション,期待,などにつながる話をお伝え,,出来てればいいのですが。 
話しているとき,皆さんの様子をみながら,どんな風に受け止めてもらってるかを想像してたんですが,,皆さんの思いは(表情から察するに・・・)
  「だんだん話が難しくなってきてるけど,ん~でもあなたの気持ちも分からんでもない気がする・・・かも」
といった具合でしょうか。

専門的な話へと近づけていくと,どうしても小難しい言葉遣いなどが重くなり,それがややしんどく感じてる人もいそうだなぁ,というのは自分でも感じました。ただ,ちょっと話を緩めたときに,多くの人が表情を緩めてくれていたのが,自分なりにはちょっと嬉しかったです。 分からんでもない気がする,という部分を少しでも見つけてくれてたらいいな。。
(科学的実在論とか反実在論とか,そういう議論が,何か役に立ちそうかも・・・。 もしそんな感覚を持っていただいてたら,僕にとっては目標達成です^^)


お話の中で紹介した本を,以下に書き留めて起きます。
  • ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙  ヨースタイン ゴルデル (著), 池田 香代子 (翻訳) 
  • 科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる <NHKブックス>戸田山 和久 (著)
  • 哲学思考トレーニング (ちくま新書 ) 伊勢田 哲治 (著) 
  • 地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む<DOJIN選書>江守 正多 (著) 
4冊目は,本の題名は紹介していませんが,気候シミュレーションの職人芸的な話について,第一線の科学者自身がとても丁寧に紹介してくれている本です。哲学を意識した本ではなくても,哲学的議論への手がかりをいっぱい与えてくれた,なかなか刺激的な一冊でもあります。

*   *

ところで,,ちょっと話は変わりますが,普段やっている4Dシアターで自分が話したときと比較して,1つ感じたことがありました。
それは,「(4Dの)参加者アンケート」ってやっぱりいいなぁ・・・ということ。

アンケートの集計結果の数値だけで,大勢の方の想いを十把一絡げに受け止めるわけではありませんが,でもイベント後の参加者アンケートって,いつも,なんども見返してるんですよね。。 イベント後に直接お客さん(話を聴いてくれてた人)とお話しすることもあり,それはものすごくうれしいものなんですが,それ以外の,その場で直接は声をかけられなかった人からも,(アンケートを通して)いろんな言葉で感想を聞かせてもらえるのは,本当に自分にとって幸せなことだなーと感じます。

今日の遠友夜学校も,アンケートのような形で,より多くの人のフィードバックを聴けたら,さらに嬉しかったかな・・。でも,まずは,話を聞いてくださった方がそれぞれ何かを持ち帰っていただいていれば。 


今日は,自分の話の後,短い時間でしたが質疑応答もあり,いろいろ面白い視点の意見がありました。次に話をする機会があったら大いに参考にしたいコメントが多くて,(社交辞令的ではなく,本当に)参考になりました! また,ぜひ次の機会を作って,より話にも磨きをかけ,より実感しやすい話ができるようにしたいと思います!!  

テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

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